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2008年5月19日 (月)

題名、署名の無い作品

現在展示中の縣敦子さん制作のパッチワークキルトの作品にはタイトルがありません。
作品にサインもありません。非売品なので価格表示が無いのは当然として。
作者の制作歴のプロフィールも用意していません。
このようなことは当ギャラリーでは初めてです。
このことの意味を考えました。

縣さんの作品は家族のために作られた、ことに理由があります。
展覧会に出して賞を取ることは念頭になかった。
誰が、誰のために作ったかは、疑問の余地無く決まっていた。
ご夫婦のため、お子さん夫婦のため、お孫さんのため、自らの家を飾るため。
作品はとても個的な意味を持って作られています。社会的な評価を目的にしていません。

それにもかかわらず、或いはそれだからこそ、当事者以外の見る者さえ感動させる力を持っています。
大きなベッドカバーやタペストリーは半年・一年の歳月をかけているそうです。
この間、小さな布の小片の組み合わせを考え、一針一針運んで作られます。出来上がった作品は、部分の丁寧さにも感心させられますが、同時に全体のデザインも素晴らしい。どこから初めてどこが終点だったのかさえわからない程に仕上がりの均一性があります。
作業を続けている間の気持ちの強さと安定さがあったからだと推察します。贈り手と受け手との間の、家族の関係はとても強固で安定したものだったのだろうと作品を見て考えました。

それぞれの作品に題名も署名も必要な訳がありません。作者の賞歴などますます無関係です。

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